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貴船の奉納舞を終えて・・・。

先日の七夕の日、

無事に貴船神社での奉納舞を勤めさせていただきました。

ありがとうございました。


おかげさまで、大変たくさんの方が鞍馬の奥までお越し下さり、

普段は静かな貴船の森は、一日中賑わっておりました。


貴船のお社で奉納舞をさせていただいて15年ほどになりますが、

熱心な宮司様の思いもあって、年々にお水祭りの参拝の人たちが増し、

本当に賑やかなお祭りとなりました。

ご奉仕させていただいている一人として、大変嬉しく思います。



   縁とは、不思議なものです。



私の故郷“吉野”には、

水を司る神様として・・・、

丹生川上神社の三社があります。

その中のひとつ、丹生川上神社上社は川上村の迫に鎮座しています。

残念ながら・・・悲しい

大滝ダムの建設により本来のお社は川底に沈み、

現在は、山の中腹に新しいお社が建っています。



実は・・・、

その丹生川上神社上社の御祭神が、貴船神社のそれと同じで『タカオカミ』なのです。

丹生川上神社・三社の歴史については、色々な説があるそうですが、

その創建古く、天武天皇の時代の白鳳4年(676年)、

「人声聞えざる深山に宮柱を立て祭祀せば、天下のために甘雨を降らし霖雨を止めむ」

との神託により、丹生川の川上に雨水の神を祀ったのに始まると伝えられています。



また、

貴船神社のホームページにおいても両社の関係を次のように紹介しています。

古代の政治は祭政一致であり、社会的不安は元より、洪水など天変地異も政治的責任と考えて、都のある処に必ずその土地の守護神(国魂)が祀られ、恐れ崇うと共に生活上に必要な耕作飲料水の源泉を神聖視して川の水源には水神(水魂)が祀られたのです。

奈良に都があった時には、国魂を祀る神社として大和神社を、盆地の南を流れる吉野川上流の丹生川の水源地に、水魂を祀る神社として丹生川上神社を崇敬したのです。このため国家不穏の時には大和神社(おおやまとじんじゃ)に祈り、大雨や干魃の際には丹生川上神社(にうかわかみじんじゃ)に奉幣祈願がありました

都が京都に移ってからは国魂神として賀茂社を祀り、水魂神としては古くから祀られていた貴船神社を崇敬したのです。

丹生川上神社は現在下記に三社鎮座しています。

上社  奈良県吉野郡川上村(南方の船尾迫に遷座)
中社    〃  東吉野村
下社    〃  下市町

現在三社に分かれている本社は、いずれの社が本来の延喜式内社であるかについては経緯と諸説があって一定していません。

御祭神は、それぞれ

上社  高おかみの神
中社  みずはのめの神
下社  闇おかみの神

をお祀りしています。
貴船神社の御祭神は上社と同じですが、決して本社分社の関係ではありません。

炎旱(黒馬)、霖雨(白馬又は赤馬)、国家有事、疫病流行等の際には、貴船神社と丹生川上神社に天皇のお遣いである勅使が派遣され、度々祈願したことが古い文献に出ています。「丹貴二社には白馬黒馬を奉れ」と書かれており、丹とは丹生川上神社、貴とは貴船神社のことです。

このように、全国の著名大社の中にあっても貴船神社と丹生川上神社は格別の厚い崇敬を受けていたのです。




また・・・、

上記に記されている国魂を祭る神社としての『大和神社』は、

毎年春の4月7日に、私(若女)始め、門人たちが舞の奉納をさせていただいている大変縁の深いお社でございます。


偶然とはいえ、

丹生川上神社・・・、大和神社・・・、貴船神社・・・。

それぞれのつながりを思うとき・・・、

不思議な縁を感じます。



神様からいただいた不思議な縁を大切にし、

今後も途切れることなく舞の奉納をさせていただけるよう、精進してまいりたいと存じます。

ありがとうございましたハート


 山村若女



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