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すり鉢考 -その1-


『すり鉢』



今度、住まいのミュージアムでの座敷舞の会で舞わせていただく曲です。


おかしな題名の地歌(上方唄)です。

実は、このすり鉢には相棒が居ます。

もちろん、

連木(すりこぎ)です。

お台所につきものの この二人・・・?。そう、二人なんです。

すり鉢と連木を、人・・・つまり、男女に見立てて歌った曲が、

『すり鉢』であり、

その打ち合わせ曲として作られたのが、『れん木』です。






―   すり鉢  ―

海山を  越えてこの世に住みなれて  比翼連理と契りし仲を

けむりをたつる賤の女が  心ごころに逢わぬ日も

逢う日も夜は一人寝の  暮を惜しみて待つ山かずら

昼のみ暮らす里もがな



―   れん木   ―

奥山に  あまた切り出すその仲に  比翼れん木といつなれ初めて

けむりの種と大原女が  心つくしに送る日の

重荷も何の厭うまじ  君を頭に頂き連れて

足なら摺り子木八瀬の里




この二つの曲を並べて歌詞を見ると面白く、

昔の人の粋な遊び心に こころ躍らされます。


このすり鉢とれん木は、実際に一緒に合わせて演奏し 楽しんだようです。

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